こんにちは。氷河 期世代です。前回につづき
今回も「薬が働く仕組み」より、内服以外で
使用される医薬品の「粘膜吸収」の お話です。
内服以外の用法による「粘膜吸収」
![](https://www.dokugaku-touhan.com/wp-content/uploads/2024/04/28f93687e6802e769d493daa08df9cc8.jpg)
👆適用部位が肛門である「坐剤」のイメージ。
適用部位から
有効成分を吸収させることによって
👇
「全身作用」を目的とする医薬品が ある
【適用部位と医薬品の剤形】
肛門 ➡「① 坐剤」
口腔 ➡「② 舌下錠・咀嚼剤」
① 坐剤(ざざい)
![](https://www.dokugaku-touhan.com/wp-content/uploads/2023/08/20f8f72aca0b5876183c45b34f5e7265.jpg)
👆「坐剤」のイメージとして。
肛門から挿入し、直腸内で溶解
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薄い直腸内壁の粘膜から、有効成分を吸収
👇
直腸粘膜下には「静脈」が豊富に分布し
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有効成分が、容易に循環血液中に移行する
👇
内服の場合よりも、速やかに全身作用が現れる
肛門・口腔の静脈血は「肝臓」を通らない
初めに「肝臓」で代謝されることなく全身へ
👇
「全身性」の副作用を生じることが ある!
直腸の「上部」から吸収されると。。
「坐剤」でも、
有効成分が直腸の上部から吸収されると
👇
「肝臓」で代謝されて。。
👇
全身へ分布する成分量が少なくなる!
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👆「坐剤」のイメージ。。子どもの頃に
発熱すると、解熱の「坐剤」が嫌で
嫌すぎて、健康意識が高まりました。
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失礼しました。つい、トラウマが。
② 舌下錠・咀嚼剤
![](https://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/31961e38.6bdbe3ff.31961e39.b0d8ecce/?me_id=1343713&item_id=10000002&pc=https%3A%2F%2Fimage.rakuten.co.jp%2Fstpendant%2Fcabinet%2Fbt-nitororu-3-4.jpg%3F_ex%3D300x300&s=300x300&t=pict)
![](https://www.dokugaku-touhan.com/wp-content/uploads/2023/06/6a14f186144c708ed3ff3318f3980129-150x150.jpg)
有効成分が「口腔粘膜」から
吸収されて、全身作用を示します。
口に含むため「内服」と混同されやすい!
例 ❶ 抗狭心症薬「ニトログリセリン」
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舌下(ぜっか)錠、スプレー
例 ❷ 禁煙補助薬「ニコチン」
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咀嚼(そしゃく)剤
![](https://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/30b18c0c.995e71ba.30b18c0d.00c8c41f/?me_id=1193677&item_id=11405140&pc=https%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2Fkenkocom%2Fcabinet%2F176%2F4987443353176.jpg%3F_ex%3D400x400&s=400x400&t=pict)
「① 坐剤」と同じく肝臓を通らない静脈血
初めに「肝臓」で代謝されることなく
全身に分布するため。。
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「全身性」の副作用を生じることが ある!
![](https://www17.a8.net/0.gif?a8mat=3T2L12+604DDE+50+2HQGAP)
ご覧いただき、ありがとうございました。
次回も、どうぞよろしくお願いいたします。
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