こんにちは。氷河 期世代です。前回につづき
「強心薬」に配合される生薬成分のお話です。
今回は、強心成分以外の生薬で、
その働きを助ける生薬たちです。
いわゆる「補助成分」ですね。
全部で８つの生薬が登場します。
「強心 以外」の生薬成分２つ
以下の生薬たちは、強心成分の
働きを助ける効果が期待されます。
❶ 竜脳（リュウノウ）
・「中枢神経系」の刺激作用
➡「気つけ」の効果！
・「ボルネオール」が配合されていることも
「リュウノウ ＝ ボルネオール」
と考えます。ボルネオールは、
竜脳に存在する主要な物質です。
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❷ 真珠（シンジュ）
基原：ウグイスガイ科、アコヤガイ等
の外套（がいとう）膜組成中に、
病的に形成された、顆粒状物質
効果：鎮静作用
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その他の生薬成分６つ
① 羚羊角（レイヨウカク）
② 沈香（ジンコウ）
③ 動物胆（熊胆：ユウタンを含む）
④ サフラン
⑤ 人参（ニンジン）
⑥ 淫羊藿（インヨウカク）
① 羚羊角（レイヨウカク）
・ウシ科、サイカレイヨウの角
・緊張や興奮を鎮める、鎮静作用
「羊」と書くのに「ウシ」に注意！
② 沈香（ジンコウ）
・鎮静、健胃、強壮作用
① レイヨウカクと共に、詳細は
「小児鎮静薬」で再登場します。
よろしければ👆こちらも、ご確認ください。
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③ 動物胆（熊胆：ユウタンを含む）
・胆汁の分泌を促す利胆作用
・「肝臓病」の人は、相談！
・消化を助ける効果
胆汁は「肝臓」で産生されます。
詳細は後々「胃の薬」で再登場。
よろしければ👆こちらも、ご覧ください。
👆 熊胆（ユウタン）のイメージとして。
（北海道：知床のヒグマ）
④ サフラン
詳細は、どうぞ👆こちらをご確認ください。
⑤ 人参（ニンジン）
⑥ 淫羊藿（インヨウカク）
今後の ① 羚羊角（レイヨウカク）
👆引用元：https://www.photo-ac.com
「西表島の水牛車」
レイヨウカクは、絶滅 危惧種の野生動植物
👇
国際取引に関する条約規制により
今後は、日本での入手困難が予想される
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含有する強心薬のうち、センソ・ゴオウが
主体の一般用医薬品は「スイギュウカク」へ
代替するものもある
👇
いわゆる「六神丸」または「感応丸」
おすすめ！登録販売者ごるごり様
👆おすすめのYouTubeチャンネルです♥
ご覧いただき、ありがとうございました。
次回も、どうぞよろしくお願いいたします。
