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505|過去問|貧血用薬(鉄製剤)鉄分・銅・コバルト・マンガン他

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こんにちは。毎日の鉄分補給に「鉄製の
中華鍋」で調理しています、氷河 期世代
です。今回は「貧血用薬」になります。

銅・コバルト・マンガン」の
3兄弟を、区別して覚えます。

登録販売者試験「過去問」より

Q1.貧血用薬(鉄製剤)に関する以下の
  記述のうち、誤っているものはどれか。

 ❶ 鉄製剤服用の前後に30分に緑茶を
  摂取すると、鉄の吸収が良くなる
  ことが知られている。

 ❷ 鉄製剤を服用すると便が黒くなる
  ことがあるが、服用前から便が黒い
  場合は貧血の原因として消化管内で
  出血している場合もあるため、服用
  前の便の状況との対比が必要である。

 ❸ 鉄分の吸収は、空腹時のほうが高い
  とされているが、消化器系への副作
  用を軽減するには、食後に服用する
  ことが望ましい。

 ❹ 貧血のうち鉄製剤で改善できるのは
  鉄欠乏性貧血のみである。

👆「タンニン酸」が含まれているワイン

A1.
  服用の前後30分は「タンニン酸」を
  含む、飲食物の摂取は控えること!
          👇
   鉄の吸収が「低下」でしたよね。
  (緑茶にはタンニン酸が含まれる)

👆 こちらから、復習していただけます。

Q2.貧血用薬に関する次の記述のうち、
  正しいものを2つ選びなさい。

 (a) フマル酸第一鉄は、不足した鉄分を
  補充する目的で配合される。

 (b) 銅は、ビタミンB12の構成成分で
  あり、骨髄での造血機能を高める
  目的で、硫酸銅が配合されている
  場合がある。

 (c) コバルトは糖質・脂質・タンパク
  質の代謝をする際に働く酵素の構成
  物質であり、エネルギー合成を促進
  する目的で、硫酸コバルトが配合
  されている場合がある。

 (d) ビタミンB12が不足して生じる
  巨赤芽球性貧血は、悪性貧血と
  呼ばれている。

👆タンニン酸が含まれている緑茶紅茶

A2.(a)(d)

  (b) 銅ではなく「コバルト」の説明文。

  (c) コバルトではなく「マンガン
   の説明文になります。

 👆 こちらから、ご確認いただけます。

Q3.次の表は、ある貧血用薬に含まれて
  いる成分一覧である。この貧血用薬に
  関する ① ~ ④ 記述のうち、正しい
  ものはどれか。

1錠中
 溶性ピロリン酸第二鉄 79.5 mg
 ビタミンC        50 mg
 ビタミンE 酢酸エステル 10 mg
 ビタミンB12      50 μg
 葉酸           1mg

① ビタミンCは正常な赤血球の形成を
 目的として配合されている。

② ビタミンB12は、消化管内で鉄が
 吸収されやすい状態に保つことを
 目的として配合されている。

③ 本剤により、便が赤色になること
 がある。

④ 服用前後30分はタンニン酸を含む
 飲食物の摂取を控える。

タンニン酸を含む食物のイメージとして

👆干しにもタンニン酸が含まれています。

A3.

  ① ビタミンCではなくビタミンB12

  ②ビタミンB12ではなくビタミンC

  ③ 赤色ではなく「黒色」ですよね。

詳細は、A1で、ご案内しました
ブログ(311)をご覧ください。

ご覧いただき、ありがとうございました。
次回も、どうぞよろしくお願いいたします。

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