こんにちは。氷河 期世代です。前回につづき
「漢方処方製剤」いよいよ、ラスト2種類は
黄連解毒湯と、清上防風湯のお話をしますね。
「温清飲(うんせいいん)」は、
「四物湯」と「黄連解毒湯」を
合わせた漢方処方製剤です。
「温清飲」の詳細は👆こちらをご覧ください。
「四物湯」の詳細は👆こちらをご覧ください。
黄連解毒湯(おうれんげどくとう)
構成生薬に「甘草」を含みません!
よろしければ👆こちらも、ご確認ください。
(甘草を含まない漢方処方製剤まとめです)
【効能効果】体力中等度以上 👈 甘草 なし!
のぼせ気味で、顔色赤く、いらいらして、
落ち着かない傾向があるものの鼻出血、
不眠症、神経症、胃炎、二日酔い、
血の道症、めまい、動悸、更年期障害、
湿疹・皮膚炎、皮膚の痒み(かゆみ)、
口内炎に。
👆引用元:https://www.ac-illust.com
「黄連解毒湯」の注意点・副作用
・体力虚弱の人には、不向き
・「鼻出血」「二日酔い」に用いられる場合
👇
5~6回使用しても改善しなければ、相談!
・まれに、重篤な副作用として
👇
肝機能障害、間質性肺炎、腸間膜静脈硬化症
「腸間膜 静脈 硬化症」は、
生薬の山梔子(サンシシ)が配合
された漢方薬の「長期連用」が
原因の一つと されています。
サンシシ(山梔子)の詳細は👆こちらから。
「黄連解毒湯」の覚え方・イメージ
黄連は「収斂・抗炎症」作用の生薬でしたね。
「解毒」は、熱による症状を解毒する意です。
二日酔いで済むほどに、体力がある人(以上)
が、のぼせて鼻血が静かに流れる様子を連想。
👇
「腸間膜 静脈 硬化症」
👆引用元:https://www.ac-illust.com
「黄連」に関しては👆こちらをご覧ください。
清上防風湯 (せいじょうぼうふうとう)
構成生薬に「甘草」を含みます。
【効能効果】体力中等度以上
赤ら顔で、ときに「のぼせ」るものの
にきび、「顔面・頭部」の湿疹・皮膚炎、
赤鼻(あかばな)・酒さ(しゅさ)に。
👆「にきび」のイメージとして。
「清上防風湯」の注意点・副作用
・胃腸虚弱の人には、不向き
👇
食欲不振、胃部不快感の副作用
・まれに、症状が進行する
・まれに、重篤な副作用として
👇
肝機能障害、偽アルドステロン症、
腸間膜静脈硬化症
清上防風湯にも、生薬の山梔子
(サンシシ)が含まれています。
生薬「サンシシ」は👆こちらにも登場します。
「清上防風湯」の覚え方・イメージ
「清」は、熱を清める(さわやかに冷ます)、
「上」は、上半身(顔面・頭部)の意です。
「上」➡ ジョウ ➡ 体力中等度以上、と連想。
「ジョウ」から腸間膜「静脈」硬化症を連想。
👆赤鼻のトナカイと、酒さ?のサンタ。
「重篤な副作用」まとめ
👆引用元:https://www.photo-ac.com
「肝機能障害」の詳細は👆こちらからどうぞ。
「間質性肺炎」の詳細は👆こちらをどうぞ。
「偽アルドステロン症」の詳細は👆こちら。
ご覧いただき、ありがとうございました。
次回も、どうぞよろしくお願いいたします。
👆「漢方処方製剤」に関しましては
こちらから復習していただけます。